種まきのおすすめ時期+育て方について

種まきのおすすめ時期

室外で育てる場合の種まき時期を参考に表を作成しまた。
室内で育てる場合は下表の時期よりも長い期間種をまける品種が多いです。
参考程度にご確認下さい。

育て方の基本 全種類共通

発芽に必要な3つのコト

[水][酸素][温度]の3つが発芽に必要な条件となります。
発芽までの水やりのコツは発芽するまでタネを乾かさずに常に湿らせた状態をキープすることです。撒いたタネの周囲の土の湿り具合を観察し、乾いていたら水をやりましょう。わかりずらければ手で触って確かめてみましょう。水を多く入れ過ぎてしまうと土の中が酸欠状態になる恐れがあるので水のやりすぎも注意です。
また、それぞれの品種に適した温度(発芽適温)がありますが、基本的に18~28℃の環境に置いてあげると円滑に発芽します。冬など気温が低い際にはなるべく温度を確保するため陽に当たる所へ置くとよいでしょう。

◾️発芽後の管理

発芽したら早めに日光浴させましょう。日差しが強すぎる夏の猛暑日は半日陰に置くなど強い日差しのダメージを受けないように気をつけましょう。発芽して早い段階で日光を浴びることで、病気になりづらくなるのに加え徒長(細く伸びること)の抑制にもなり丈夫に育ってくれます。
水やりは夕方(日没)に土がほぼ乾くように灌水量や頻度を調節してコントロールできると理想的です。水は毎日あげるのではなく、必要なら夕方にほぼ乾く程度あげるようにしましょう。乾きすぎると枯れ、水が多すぎると根腐れや病気にかかりやすくなるので難しいですがちょうど良いコントロールが必要です。気温や日差しの強さ、日照時間や育てている植物の大きさ及び状態によって土の乾き方が変化するので、植物の様子と土の状態をよく観察することで状況に合わせた適切な水やりが身についてきます。

複数発芽したら間引きをしましょう

容器の大きさと培養土の量が1株分となってるため、複数本発芽したら丈夫そうなう1本だけ残し他は取り除きましょう。どれを残すべきか迷ったら背が低くてガッチリしているものを残しましょう。
間引きのタイミングとしては双葉がひらき本葉1枚目の頃がおすすめです。

エディブルフラワーの育て方

エディブルフラワーの育て方について

①観賞植物とは分けて栽培する

観葉植物には毒性があるものやなかには薬剤を使用する場合が考えられるので、一緒に栽培しないことをおすすめします。

②農薬は基本的に使用しない

使用できる農薬が限られているため、基本的に無農薬で栽培することになります。外で栽培する場合は虫を防ぐことが最も重要になるので防虫ネットで囲い、栽培しましょう。

室内で育てる場合は日の当たる場所に置き、時々換気を行いましょう。ダニや病気が発生した場合は、発生している植物の隔離や栽培する場所を移動させるなどして対処しましょう。お酢や牛乳などを利用して自作の駆除剤を作るのも有効です。

​​​​③保存方法

生の場合は乾燥しないように霧吹きをかけ、タッパーやビニール袋などに入れ冷蔵庫で保管してください。ドライフラワーにする場合は風通しの良いところで乾燥させてください。

ハーブの育て方について

①春に種まきすると順調に育ちやすい

基本的にバジルを除いてハーブは生育がゆっくりなものが多いので、春に種まきを行い栽培をスタートすることをお勧めします。秋に種まきできるものもありますが、冬の寒い気温になる前までに植物体を大きくしておくことで寒さを乗り切る力が強くなるので元気が無くなったり枯れてしまうリスクを低くすることができます。また、多くのハーブは風通しの良い環境を好むので春〜秋の日中気温18℃以上確保できる時期は屋外で栽培し、気温の低い冬は屋内で栽培すると成長がスムースに進みます。夏場30℃を超えるような日は暑すぎるので、半日陰の風通しの良いところに移してあげると良いです。


②農薬は基本的に使用しない

エディブルフラワーに記載した内容と重複しますが、こちらも使用できる農薬が限られているため、基本的に無農薬で栽培することになります。外で栽培する場合は虫を防ぐことが最も重要になるので防虫ネットで囲い、栽培しましょう。

室内で育てる場合は日の当たる場所に置き、時々換気を行いましょう。ダニや病気が発生した場合は、発生している植物の隔離や栽培する場所を移動させるなどして対処しましょう。お酢や牛乳などを利用して自作の駆除剤を作るのも有効です。


野菜(ベジタブル)の育て方について

①栽培キットで栽培できるもの【葉物・根菜】
 小松菜やほうれん草、エンツァイ(空芯菜)などの葉物は、野菜のなかで最も育てやすく初めて育てる方におすすめの野菜です。
失敗する原因で多いのが徒長(細長く延びてしまうこと)してしまい収量が少なかったり倒れて枯れてしまうことです。徒長する原因は主に2つあり、1つ目は日にあたる量及び時間が短いことです。発芽の芽が出始める頃には日が当たる場所に置いておけると理想的です。2つ目は夜間に多く水分が残っているとそれを吸収して伸びてしまいます。夕方に土中の水分が少なくなるよう水やりの量でコントロールすることがポイントとなります。虫対策は必要になるので薬剤または防虫ネットなどを活用しましょう。
 根菜も基本的に葉物と同様ですが、葉がある程度充実してから根が肥大していくので葉物よりも収穫までの期間が長くなります。栽培キットの培養土は柔らかく有機肥料分も含まれているので根菜の栽培にも適しています。

②移植・追肥が必要なもの【ミニトマト・オクラ・鷹の爪】
 栽培キットを使用して種まきを行い、高さ10cm程度になったら移植をしましょう。このタイミングで移植を行うのは、これ以上大きく育ってから移植しようとすると根が広く張り巡らされてしまい、移植する際に傷つけてしまう根が多くなってしまうからです。また移植が早すぎると植え替えがしずらいことと、移植のストレスへの耐性が弱くデリケートな管理をしなければならなくなります。移植先は地植え(畑など地面に直接植えること)が最も良いですが難しければプランターでも構いません。土は最低でも15L必要で土の量が多ければ多いほど育てやすくなります。
 ある程度大きくなり風で揺さぶれるようになってきたら支柱と幹を紐で括り付けて支えてあげましょう。追肥のタイミングですが花が咲いてからあげ始めると良いです。化成肥料であれば2〜3週間に一度、有機肥料であれば1ヶ月に1度程で与え続けましょう。肥料成分は8-12-8(窒素-リン酸-カリ)など少し多めのものがミニトマトなどの果菜類に適しています。また夏場、特にトマト類は実のお尻の部分が黒くなるカルシウム欠乏が起きる可能性が高いので、カルシウム剤を与えると綺麗な実を収穫できます。